この本読んどく?

オススメの小説や書籍、簡単料理のアレンジレシピまで幅広く紹介!

タグ:奇祭

DSC_0294
お札が空から降ってくるというと、お蔭参りに関連する「おふだふり」「ええじゃないか騒動」が思い浮かぶ。

そしてここ、神奈川県戸塚区の八坂神社でも毎年7月14日に「お札まき」が催される。
この神社周辺には屋台も立ち並び、なかなか進めないほどの人出であった。
このお祭りの特徴は「お札をまく人」にある。どんな人がまくのだろうか?

私は同日開催の「水止舞」が15時に終わると、急いで戸塚へと向かった。




目次

  1. 八坂神社と牛頭天王~悪霊退散と疫病除け~
  2. 壮絶なバトル!霊験あらたかな「お札」を奪い合う!
  3. そして男の娘たちと一行は町中へ…!

八坂神社と牛頭天王~悪霊退散と疫病除け~

祇園社(現八坂神社)の祭神である牛頭天王。
様々な側面をもつ牛頭天王だが素戔嗚と習合したり、武塔神や天道神と同一視されたりとなにやら忙しい。また御霊信仰とも結びつき、崇め鎮めることで負のパワーを正へと転換しようとしていたようだ。

また疫病神であることからポスターが一躍人気となった「蘇民祭」の蘇民将来説話とも混ざり合い様々な話のバリエーションが作られているようである。

この蘇民将来説話はざっくり言うと「茅の輪をつけた蘇民将来の娘以外を武塔神(素戔嗚)が皆殺しにする」という話なのだ。ここから茅の輪もしくは自分が蘇民将来の子孫であるとわかるものを門口に置いておく貼っておくと、疫病から逃れられると信じられるようになった。

そして今回のお祭り「お札まき」も獲得したお札を玄関に貼っておくと、健康に過ごせると言われている。

壮絶なバトル!霊験あらたかな「お札」を奪い合う!

DSC_0292
かつては多くの場所で見られたお札まきも、今ではこの戸塚でしか行われていないようである。
「悪霊除け・病気除け」として信仰され、かつ疫病が猛威を奮っていた時代に隆盛を見せているので単純に医学の進歩により寺社神仏に祈願するまでもなくなったという考えもできそうだが、どうやら違うようである。この書き方だと明治以前の江戸後期には衰退してしまっているようだ。

衰退した原因はなんだろう?
単純に幕府が禁止した、と考えることもできる。だがしっくりこない。
流れ的に「純粋な女性のお札まき」があってそれが歌舞伎と同様に幕府に禁止され、元禄期から「女装をしたお札まき」が始まり広まった、という方がしっくりくる。とすると、衰退の原因は自然消滅になりそうである。「疫病の流行」により「お札まきのブーム」が一度おこり、疫病の収束とともに消滅していったのではないだろうか。そして疫病が流行る度に行っていたが次第に慣れや他のものに人気を奪われ根付いたのが戸塚だったのではないだろうか。答えを導く鍵は唯一女装をしていない男性が持っている「幣」、そしてそれに付いている「翁面」だろうか。ちなみに「コロリ」ときくと反射的に「コレラ」と想像してしまいがちだが、元禄期には日本に「コレラ」は入ってきていない。

さて肝心のお祭りはというと、境内に円が引かれ始めた。
そしてそれを境界とするように、観客たちが集まりはじまるではないか。私もそこに待機していると、ぼてかずらを被ったリーダー役の男の娘が登場!
DSC_0296
そして続々と姐さんかぶりをした男の娘たちが入場!
DSC_0308
\キャーカワイイ!/\コッチミテ!/
何やらすごい雰囲気である。彼らが入ってきて場の雰囲気が変わった。皆戦闘態勢である。
真ん中で音頭をとるリーダーの囃子歌に続き、周囲を踊りながらまわる方たちも山彦のように歌を歌う。
さあ来い子供(さあ来い子供)
天王様は(天王様は)
囃子がお好き(囃子がお好き)
という調子で囃子歌が続くのだが「わいわい囃せ天王山に登って」という歌詞までしかメモれず。
ただまく直前に「まくぞ」とか「まこか」とか言ってくれるんですよね。
なので「まく」という言葉が出た瞬間に人の輪が縮まり男の娘たちに接近!しかし中にはフェイントもあったりしていつ撒くのかとドキドキしてきます。「まだまかん」とか「まだ早い」とか。

しかしついにその時が!リーダーが「それまくまくぞ!」と言うと周りで踊っていた人たちも周囲にあつまり団扇で仰ぐ体制に。そして観客たちもワァーッと中心に押し寄せる。
DSC_0320
この円の中心はかなりもみくちゃにされて痛かろうことが想像される。しかし円の中心の人たちをよく見ると空中に舞ったお札じゃなくてリーダーの人が手に持っているものをむしり取ろうとしているではないか!だがリーダーも長年やっているだけあってあしらい方は慣れているようだ。無事にお札は宙を舞う。しかもこの日は風が強く中心からは離れた場所へとひらひら、ひらひら。

私はこれを見越して葉っぱで風向きを確認し、来るであろう場所で待機していたのである。
と、どうだろう。はたしてこちらへ飛んでくるではないか!ラッキーと手を伸ばすもその風圧でお札はヒラリと身をかわす。そしてお札は少女の手の中へ。天王様は子どもがお好きなのだ。あぁ無念。

しかし摑めなかったという人も安心して欲しい。お参りの際に一枚必ず貰えるのだ!
DSC_0331
それがこちら。これで今年は健康に過ごせるはず!五色あるのでぜひコンプリートを目指してみてはいかがだろうか?

そして男の娘たちと一行は町中へ…!

DSC_0324
神社をおりて、警察の誘導のもと町中でお札をまいて歩きます。
この道の隣りは道路で車も普通に走っているので結構危ない。特にこの日は風が強かったので何枚かは道路に飛んでいってしまいました。
参加してわかったが、お札獲得の倍率はかなり高い。というのも一人何枚まで、と決まっているわけではないからである。取れたら本当に幸運である。
ちなみに強さはちびっこ>おばちゃん>その他である。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

人気ブログランキング
blogramのブログランキング


DSC_0286
7月14日には東京都大田区大森の厳正寺付近で「水止舞(みずどめのまい)」が催された。
この祭りは前半と後半で違った側面を見せる面白い祭りだ。

毎年14日に開催されるので興味がある人は見てみて欲しい。東京都でもこんな愉快な祭りがあるのである!




目次

  1. 祭りの始まり~水止舞の歴史~
  2. 潜入!水止舞(遅刻)
  3. ここが気になる!この寺紋!

祭りの始まり~水止舞の歴史~

今から700年前に遡る。
北條茂候の子として生れた法密上人は18歳から真言密教を学び、後に厳正寺二世を継いだ。
後醍醐天皇の治世の1321年。法密54歳である。
その頃武蔵の国では大旱魃が起っていた。そこで雨乞いの祈禱をする者として法密に白羽の矢が立ったのである。

当初自分の力量では無理だと辞退をしたのだが、天候が回復しないこと、また皆からの願いによって法密は雨乞いをすることになる。法密は7日間祈禱。するとあれほど照っていた強い日が翳り、雨が降ったのである。これに皆は喜んだ。

ここまでであれば各地に伝わる「雨乞いのための祭」と変わらない。雨を降らせる祭り、こと水に関しては農耕に大切なものだったので広い範囲に分布しているはずだ。

だがこの話はこれで終わらなかった。
その2年後の1323年のことである。今度は3月3日から数十日のあいだ、雨が降りやまなくなったのである。その結果田畑は流され他国へとのがれる人も出始めてしまった。

「この長雨は雨乞いの祈祷をした法密のせいである」
中にはそんなことを言う人も出始めた。しかし法密上人は郷民を集め神仏に水を止めるよう祈ることを告げる。

法密上人は3頭の龍像を彫りそれを「水止(しし)」と呼び、郷民にそれを冠らせ踊りを奉納した。
すると今まで降りやまなかった雨が途切れ、見渡すかぎりの青空が広がった。

ここから毎年感謝の舞として「水止舞」を奉納するならわしとなり、現在に至っている。

潜入!水止舞(遅刻)

奉納日時は7月14日の13時から15時だ。
私はそのとき、1時間近く町内を練り歩いて、その後寺内で舞うのだろうと考えていたのだが、その考えが命取りとなる。

この祭りの前半部「道行(みちゆき)」という雨乞いの儀式は30分ほどで終わってしまうのだ!それを知らずのんびりバスを待っていた私は前半部をほぼ見逃すことに……
DSC_0264
見れたのは最後の一人の方のゴールの瞬間。それだけでも見れて良かった。
ちなみにこの「道行」は、藁で編んだ龍神の中にほら貝を吹く人が一人ずつ入って横になった状態で水を掛けられながら道を行くものだ。床が濡れているのは水の跡である。

水を掛けられている間もほら貝を鳴らすことを止めてはいけない。
DSC_0265
先にゴールした方もほら貝を吹き続けている。しかしその顔には疲労の色が濃く出ている。
またこの「道行」は見ているこっちにも水が飛んでくる。見物客の中にレインコートを着ている人はおそらく何度も来ている方なのだろう。そしてもちろんビチャビチャに濡れている人も多くいた。

後に説明をきくと、この龍神に対する「水かけ」は励ましの雨を意味し、ほら貝は龍神が高らかに上げる雄叫びなのだそう。

DSC_0279
こちらが二人が入っていた龍神。しっかり顔が作られている。
 
この「道行」が終わると今度は境内に設置された舞台で「水止舞」が披露・奉納される。
赤い面の雌獅子と黒い面の若獅子・雄獅子の3匹の獅子が順に舞を披露していく。
DSC_0284
①雌獅子の舞②「出羽の舞」③「大若舞・水止舞」④「コホホーンの舞」⑤「雌獅子かくしの舞」
⑥仲良く3匹が踊る
という順序だ。受付の方にうかがったところ、やはり後継者の育成が大変だそうだ。
小さい頃から勧誘してなんとか後継者を育てていこうと試行錯誤中らしい。「祭りの後継者」という問題はどうやら各地で見られる一番重要な問題のようである。

DSC_0329
帰り際に受付でいただいたのがこちら。前年度の龍神に用いた藁だそうだ。

そしてなんとこちらでも「ささら」を使用していた。ささらと言えば「新潟・佐渡のつぶろさし」でも男性を誘惑するのに使われていた楽器である。全国的に使われているものなのだろうか?
それも今では作る人がいなくなったので自分たちで手直ししつつ大切に使っているというお話だった。

ここが気になる!この寺紋!

こちらの神社の寺紋の名称がとても気になります。
正式名を御存じの方がいたらご一報ください。二つ追い雨龍に三つ鱗とかだろうか?雨龍が周りを囲っている、円の代役を果しているのは珍しい気がするのである。雨と龍神にゆかりのある寺ならではの紋だろう。ただ上の藁の紋は三つ鱗のようなのだが、舞台の幕はなんとなく北条鱗のようにも見えるのが気になるところだ。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

人気ブログランキング
blogramのブログランキング


DSC_0216
お祭り紀行第二回
二回目は6月30日に開催された新潟・小出の「しねり弁天たたき地蔵祭り」を見学してきた。
生憎の雨ではあったが凄い熱気で祭りは大盛り上がり!その様子をお伝えします!




目次

  1. 電車に揺られていざ小出!
  2. 金精様渡御!
  3. 見た目に反してメチャ美味い!「アイス『御神棒』」

電車に揺られていざ小出!

JR新潟駅から信越本線で長岡。そして上越線に乗り換え電車に揺られ続けること約2時間!
ついに小出に到着!
DSC_0222
山と川に囲まれ緑豊かな地域だ。電車からは田園風景も見えこれぞ新潟!という感じがする。
しかし当日は生憎の雨!新潟も梅雨入りしたこともあり天気がしばらく悪そうだ。

小出駅で下車し、太鼓の音がする方へ歩くこと約10分。ようやく祭り会場へと到着だ。
今回見に来た祭りは「しねり弁天たたき地蔵」
道には露店や地酒の試飲、越後もち豚の焼き串など様々な店が出ている。

名前から想像できないこの祭りはどんなものなのかと言うと、「男性が女性をつねり、女性が男性を叩く」というものだ。会場付近にはこんな看板も↓
DSC_0204

弁天堂前には祭りの由来もありなぜこんな祭りが起ったのか?という疑問を解消してくれる。
DSC_0208

曰く、この祭りの発祥は上野・不忍池の弁天様の祭にあるという。そこでは正月の初巳のに女性の尻をつねるという風習があったそうだ。それを小出に持ち帰り広めたのではないかと言われている。
DSC_0220
こちらの弁天堂は280年ほど前のものらしく、昔から五穀豊穣・縁結び・子育て・不老長寿・商売繁盛の神様として信仰を集めているという。
DSC_0221
こちらは地蔵堂
元は火伏地蔵だと言う。それがなぜ「たたき地蔵」という風習ができたか?
それは過去日本各地で行われていた「嫁たたき」という風俗が関係している。
正月1月15日にはあずき粥を食べ、かゆ杖というものを作った。このかゆ杖で新しく家に入った嫁を叩くと男の子を授かる・安産になると言われ、全国的に行われていたそうだ。ようするに「子宝祈願」が「叩き地蔵」になったというのである。

しかしいま一度ここで祭りの名前を思い出して欲しい。
この祭りは「しねり弁天たたき地蔵」で「男性が女性をつねり女性が男性を叩く」のである。
上の説明と比較してどうだろうか?
そう。男性と女性が逆転しているのである。叩かれるのは女性であるはずなのに、現在では男性が叩かれることになっている。
それは何故か?その前にこちらを見て欲しい。
DSC_0210
顔にメイクをした青年会の人たちが音頭に合わせて踊っているのだ。
新潟には「新潟甚句」や「佐渡おけさ」といった踊りがあるが、この「しねり弁天たたき地蔵踊り」は振りこそ「新潟甚句」に近いのだが、腰を落とし足をクロスさせ「スーイッ、スーイッ」というように踊っている。この独特の踊りを見るだけに来ても面白いだろう。

さて話を戻そう。真ん中で音頭をとり、円形になって踊るというのは「盆踊り」だろう。
今ではテレビなどでも不思議な風習として取り上げられることも多くなったので聞いたことがある方も多いと思われるが、盆踊りの夜というのは性的乱行の場でもあった。菅笠などで顔を隠すように踊るのもこのため、つまり相手が誰だかお互い知らないように、知っても公言しないようにというためだろう。

この「顔にメイク」というのもおそらく起源はそこに違いない。
そしてこの祭りの五箇条に立ち返って考えてみると、
男性が女性をつねる=気に入った女性に自分の気持ちを伝える行為
女性が男性をたたく=その行為を了承するという合図

だったのではないだろうか?そして時代を下るにつれ踊りとこの奇妙な行為だけ残っていったのではないだろうか?

金精様渡御!

さて祭りはついにメインイベントである「金精様渡御」へと移る。
DSC_0207
どうだろうか!?この雨で濡れそぼり、黒光りする金精様の様子は!?威厳に満ち溢れているではないか!
しかもなんということだろう。今まで雨が降っていたのにやんだではないか!
さすが神様である。
DSC_0214

そしてこの金精様は若衆たちに引っぱられ町中を練り歩く。そして「たたけ!つねれ!」と掛け声で盛り上げるのだが、ここで私は周りを見渡して気づくのである。

夫婦やカップルばっかりやんけ!

そう。完全男一人で来ていた私は完全アウェー!高校生や中学生がキャッキャしているのを淋しげに眺めるばかりである。

さらに先ほどまで踊っていた人が見物客の女性と交渉。女性を金精様の上にのせたではないか!
しかも上下左右に激しく揺さぶっている!ちびっ子も乗って笑っている!なんということ!

そんなわけで、おそらく男性は駄目だが女性は飛び入りで金精様の上にのせてもらえます。豊穣や生産に結びつく性器信仰から始まった金精様に乗ることで子宝・安産・縁結びに御利益があります。こうみてみると現在では子孫繁栄・縁結びの祭となって続いているようだ。

ちなみに19時40分からは新婚カップルが金精様にのって地蔵堂から弁天堂へと向かい、「しめ縄」を金精様がくぐります。終電の関係でこちらは見れませんでした!残念。

見た目に反してメチャ美味い!「アイス『御神棒』」

こんな祭りなのでこんなものも当日限定で販売されていた。
DSC_0218
その名も「アイス・御神棒」
限定630本で一本350円である。カスタード味で中にはカスタードアイスが詰まっている。
何かに似ている気がするが気にせずかぶりつくと、これが美味い。
キワモノかと思いきやメチャクチャ美味いのである。硬めのパイ生地でザクザクとした食感と、カスタードアイスが混じり合い何とも言えぬハーモニーを生んでいる。
このまわりのパイ生地が厚めなため溶けづらいという利点もあり、近場ならばその場で食べなくても家に持ち帰れそうである。

こんな美味いものが祭りの日だけしか売ってないなんてことあるはずない!と思って調べたらありました。「魚沼コルネ」というそうです。こちらは普通の形をした通常のお菓子となっております。

こんなものを楽しめるのも祭りの醍醐味だなあと感じたのであった。
番外編・新潟近郊グルメへと続く

大人の探検 奇祭

杉岡 幸徳 有楽出版社 2014-07-30
売り上げランキング : 97536
by ヨメレバ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

人気ブログランキング
blogramのブログランキング


shimenawa-1808366_1920
今後行ってみようと思う各地の祭を今現在私が知っているものだけまとめてみた。

今後随時追加予定。奇祭でなくとも各地のお祭り・伝統行事もここに追加していきます。行ったものに関しては後々記事に起す予定。

なお今回は「奇祭・杉岡幸徳」「日本の奇祭・合田一道」「とんまつりJAPAN・みうらじゅん」各書を参考にさせてもらった。

月別 各地のお祭り・行事

  1. 1月
  2. 2月
  3. 3月
  4. 4月
  5. 5月
  6. 6月
  7. 7月
  8. 8月
  9. 9月
  10. 10月
  11. 11月
  12. 12月

1月

・尻振り祭り(福岡県 1月8日)
・ひげなで祭り(千葉県 1月第2日曜日)
・ヘトマト(長崎県 1月16日)
・むこ投げ・すみ塗り(新潟県 1月15日)

2月

・一夜官女祭り(大阪府 2月20日)
・おんだ祭り(奈良県 毎年2月の第一日曜日)
・国府宮はだか祭り(愛知県 旧暦1月13日)
・スミ付け祭り(岩手県 2月第1土曜日)

3月

・ジャランポン祭り(埼玉県 3月15日に近い日曜日)
・姫の宮 豊年祭り(愛知県 3月15日直前の日曜日)
・田縣祭り(愛知県 3月15日)
・裸押合い祭り(新潟県 3月3日)

4月

・うなごうじ祭り(愛知県 4月7・8日に近い土・日曜日)
・桶がわ祭り(通称こじき祭り 岐阜県 4月1日)
・かなまら祭り(神奈川県 4月第1日曜日) 
・強飯式(栃木県 4月2日)

5月

・鶴岡天神祭(山形市 5月25日)
・鍋冠祭り(滋賀県 5月3日)

6月

・あがた祭り(京都府 6月5日~6日未明)
・キリスト祭り(青森県 6月第一日曜日)
・しねり弁天たたき地蔵(新潟県 6月30日)
・つぶろさし(新潟県 6月15日)

7月

・牛乗り・くも舞(秋田県 7月7日)
・お札まき(神奈川県 7月14日)
・蛙飛行事(奈良県 7月7日)
・水止舞い(東京都 7月14日)
・撞舞(茨城県 7月下旬)

8月

・護法祭(岡山県 8月14日~15日未明)
・ヨッカブイ(鹿児島県 8月22日)

9月

・芋くらべ祭り(滋賀県 9月1日)
・お熊甲祭り(石川県 9月20日)
・神ころばしと七五膳(静岡県 9月上旬 ※三年に一度の開催
・パーントゥ(沖縄県 旧暦9月か10月頃)

10月

・猿追い祭り(群馬県 旧暦9月中の申の日)
・抜き穂祭(愛媛県 10月中旬)
・笑い祭り(和歌山県 体育の日直前の日曜日)

11月

・強卵式(栃木県 11月23日)
・子供強飯式(栃木県 11月25日)

12月

・悪口祭り(栃木県 12月31日~1月1日)
・悪態祭り(茨城県 旧暦11月14日)
・あらい祭り(千葉県 12月14日)
・ひょうたん祭り(大分県 12月第1日曜日)

※尚日時・開催日は突如変更のおそれもあるので実際に行く場合は観光課にお問い合わせください。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

人気ブログランキング
blogramのブログランキング

yukidokeame_TP_V
日本人は無宗教と言われることが多い。実際「あなたはどの宗教を信仰していますか?」なんて聞かれてたらはっきりと答えられる人は少ないだろう。

だが、はたしてそうだろうか? 本当に日本人は無宗教なのだろうか?
そんなわけで今日は「日本の民俗」という本を見てみようと思う。

目次

  1. 日本の民俗~祭りと芸能~
  2. 日本の民俗~暮らしと生業~
  3. とんまつりJAPAN~日本全国とんまな祭りガイド~
  4. そんなわけで

日本の民俗~祭りと芸能~

日本の民俗 祭りと芸能 (角川ソフィア文庫)

芳賀 日出男 KADOKAWA/角川学芸出版 2014-11-21
売り上げランキング : 201612
by ヨメレバ
芳賀日出男氏は写真家・民俗研究家だ。折口信夫の国文学の講義を受けるうちに「来訪神」「マレビト」について興味を持ったそうだ。
「神は季節の移り目に遠くから訪れ、村人の前に姿を現す」と折口は語った。
そこで芳賀氏はそれが本当ならば、写真に収めることができるかもしれない、そう思ったらしい。そして日本人の暮らしに密着した写真を撮ることになる。

こちらでは主に「祭り」と「芸能」がとりあげられている。
神の依代である御幣や、神を招くための清めや祓い、田の神に豊作を願う田植えの祭りなど多くの写真と共に詳しく解説してくれている。あえてすべての写真が白黒であるが、その写真達からは動的な力強さが伝わってくる。

そもそも「まつり」は神を祀ることだとされている。
とするならば、現在も各地で続く「祭り」もそこには神の存在があるはずだ。そしてその祭りを毎年楽しんでいる。今でこそすべてのものに神が宿るという考えは薄くなり、自分は無宗教だ・神なんかいないと思っている人も多いだろうが、そうであっても初詣には行くし、お盆には祖霊に参る。

このような民間信仰を「民俗宗教」というそうだ。神話を語り、万物に神が宿り、先祖の守護を信じそれらのために儀式を営むことと定義されるらしい。民俗宗教を駆逐しようとする創唱宗教に対し、民俗宗教はそれらを吸収・習合して来た。祭りや民間信仰が仏教に近かったりするのもそのためであろう。

とすると、日本人は定まった名前の宗派が無いというだけで、実はその多くの行動、習慣は「民俗宗教」に規定されているものであり、それに則った生活を送っているわけである。

日本の民俗~暮らしと生業~

日本の民俗 暮らしと生業 (角川ソフィア文庫)

芳賀 日出男 KADOKAWA/角川学芸出版 2014-11-21
売り上げランキング : 251995
by ヨメレバ
そしてさらにその時代に生きる人にまで近づいたのがこちらの「暮らしと生業」である。
だんだんと簡略化されては来ているが「正月」や「盆行事」、そして日本人とは切っても切れない「稲作」について、これまた豊富な写真と詳しい解説が載っている。「巫女」についての章では「遠野物語」にも出てくる「おしら様」の写真ものっている。

こちらもやはり写真に写る人々は生きいきとしている。親戚付き合い・ご近所付き合いはとても重要なものだったのだと改めて知ることができる。

今でこそ我々が普通だと思っている文化・風習も何年か、何十年かしたらそれは忘れ去られたもの、過去のものとして捨て去られているかもしれない。少しでもかけがえのないもの、良いものを未来へ残す工夫をしなければならない。そんな気持ちを起こさせてくれる二冊だ。

とんまつりJAPAN~日本全国とんまな祭りガイド~

とんまつりJAPAN―日本全国とんまな祭りガイド (集英社文庫)

みうら じゅん 集英社 2004-07
売り上げランキング : 59753
by ヨメレバ
上記二冊の本を読み、学者でも何でもない今の自分に何が出来るか。そう考えたときに思い浮かんだのは祭りへの実際の参加である。しかも有名どころではない、あまり知られていない祭りに実際に参加しその祭りの起源を調べてみようじゃないか。そう考えたわけである。

そこで私はこの本を手に取った。
みうら氏の軽妙な語りとその祭りの挿絵や写真が相まって非常に面白い。地元にこんな祭りあったんだ、と驚愕するとともに、紹介された地元の人も首を傾げるシーンがちらほら。このままではいかん!

この本には18の祭が紹介されている。
とくにこの表紙の和歌山・笑い祭りはとてもインパクトが強い(この横から覗いてるおっちゃんは誰なんだ?)。なんとか時間をつくりつつ全国47都道府県の祭を巡ってみたいものだ。

そんなわけで

全国お祭リストを作成してみようと思っております。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

人気ブログランキング
blogramのブログランキング

↑このページのトップヘ