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カテゴリ: 各地の奇祭

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お札が空から降ってくるというと、お蔭参りに関連する「おふだふり」「ええじゃないか騒動」が思い浮かぶ。

そしてここ、神奈川県戸塚区の八坂神社でも毎年7月14日に「お札まき」が催される。
この神社周辺には屋台も立ち並び、なかなか進めないほどの人出であった。
このお祭りの特徴は「お札をまく人」にある。どんな人がまくのだろうか?

私は同日開催の「水止舞」が15時に終わると、急いで戸塚へと向かった。




目次

  1. 八坂神社と牛頭天王~悪霊退散と疫病除け~
  2. 壮絶なバトル!霊験あらたかな「お札」を奪い合う!
  3. そして男の娘たちと一行は町中へ…!

八坂神社と牛頭天王~悪霊退散と疫病除け~

祇園社(現八坂神社)の祭神である牛頭天王。
様々な側面をもつ牛頭天王だが素戔嗚と習合したり、武塔神や天道神と同一視されたりとなにやら忙しい。また御霊信仰とも結びつき、崇め鎮めることで負のパワーを正へと転換しようとしていたようだ。

また疫病神であることからポスターが一躍人気となった「蘇民祭」の蘇民将来説話とも混ざり合い様々な話のバリエーションが作られているようである。

この蘇民将来説話はざっくり言うと「茅の輪をつけた蘇民将来の娘以外を武塔神(素戔嗚)が皆殺しにする」という話なのだ。ここから茅の輪もしくは自分が蘇民将来の子孫であるとわかるものを門口に置いておく貼っておくと、疫病から逃れられると信じられるようになった。

そして今回のお祭り「お札まき」も獲得したお札を玄関に貼っておくと、健康に過ごせると言われている。

壮絶なバトル!霊験あらたかな「お札」を奪い合う!

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かつては多くの場所で見られたお札まきも、今ではこの戸塚でしか行われていないようである。
「悪霊除け・病気除け」として信仰され、かつ疫病が猛威を奮っていた時代に隆盛を見せているので単純に医学の進歩により寺社神仏に祈願するまでもなくなったという考えもできそうだが、どうやら違うようである。この書き方だと明治以前の江戸後期には衰退してしまっているようだ。

衰退した原因はなんだろう?
単純に幕府が禁止した、と考えることもできる。だがしっくりこない。
流れ的に「純粋な女性のお札まき」があってそれが歌舞伎と同様に幕府に禁止され、元禄期から「女装をしたお札まき」が始まり広まった、という方がしっくりくる。とすると、衰退の原因は自然消滅になりそうである。「疫病の流行」により「お札まきのブーム」が一度おこり、疫病の収束とともに消滅していったのではないだろうか。そして疫病が流行る度に行っていたが次第に慣れや他のものに人気を奪われ根付いたのが戸塚だったのではないだろうか。答えを導く鍵は唯一女装をしていない男性が持っている「幣」、そしてそれに付いている「翁面」だろうか。ちなみに「コロリ」ときくと反射的に「コレラ」と想像してしまいがちだが、元禄期には日本に「コレラ」は入ってきていない。

さて肝心のお祭りはというと、境内に円が引かれ始めた。
そしてそれを境界とするように、観客たちが集まりはじまるではないか。私もそこに待機していると、ぼてかずらを被ったリーダー役の男の娘が登場!
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そして続々と姐さんかぶりをした男の娘たちが入場!
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\キャーカワイイ!/\コッチミテ!/
何やらすごい雰囲気である。彼らが入ってきて場の雰囲気が変わった。皆戦闘態勢である。
真ん中で音頭をとるリーダーの囃子歌に続き、周囲を踊りながらまわる方たちも山彦のように歌を歌う。
さあ来い子供(さあ来い子供)
天王様は(天王様は)
囃子がお好き(囃子がお好き)
という調子で囃子歌が続くのだが「わいわい囃せ天王山に登って」という歌詞までしかメモれず。
ただまく直前に「まくぞ」とか「まこか」とか言ってくれるんですよね。
なので「まく」という言葉が出た瞬間に人の輪が縮まり男の娘たちに接近!しかし中にはフェイントもあったりしていつ撒くのかとドキドキしてきます。「まだまかん」とか「まだ早い」とか。

しかしついにその時が!リーダーが「それまくまくぞ!」と言うと周りで踊っていた人たちも周囲にあつまり団扇で仰ぐ体制に。そして観客たちもワァーッと中心に押し寄せる。
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この円の中心はかなりもみくちゃにされて痛かろうことが想像される。しかし円の中心の人たちをよく見ると空中に舞ったお札じゃなくてリーダーの人が手に持っているものをむしり取ろうとしているではないか!だがリーダーも長年やっているだけあってあしらい方は慣れているようだ。無事にお札は宙を舞う。しかもこの日は風が強く中心からは離れた場所へとひらひら、ひらひら。

私はこれを見越して葉っぱで風向きを確認し、来るであろう場所で待機していたのである。
と、どうだろう。はたしてこちらへ飛んでくるではないか!ラッキーと手を伸ばすもその風圧でお札はヒラリと身をかわす。そしてお札は少女の手の中へ。天王様は子どもがお好きなのだ。あぁ無念。

しかし摑めなかったという人も安心して欲しい。お参りの際に一枚必ず貰えるのだ!
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それがこちら。これで今年は健康に過ごせるはず!五色あるのでぜひコンプリートを目指してみてはいかがだろうか?

そして男の娘たちと一行は町中へ…!

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神社をおりて、警察の誘導のもと町中でお札をまいて歩きます。
この道の隣りは道路で車も普通に走っているので結構危ない。特にこの日は風が強かったので何枚かは道路に飛んでいってしまいました。
参加してわかったが、お札獲得の倍率はかなり高い。というのも一人何枚まで、と決まっているわけではないからである。取れたら本当に幸運である。
ちなみに強さはちびっこ>おばちゃん>その他である。
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7月14日には東京都大田区大森の厳正寺付近で「水止舞(みずどめのまい)」が催された。
この祭りは前半と後半で違った側面を見せる面白い祭りだ。

毎年14日に開催されるので興味がある人は見てみて欲しい。東京都でもこんな愉快な祭りがあるのである!




目次

  1. 祭りの始まり~水止舞の歴史~
  2. 潜入!水止舞(遅刻)
  3. ここが気になる!この寺紋!

祭りの始まり~水止舞の歴史~

今から700年前に遡る。
北條茂候の子として生れた法密上人は18歳から真言密教を学び、後に厳正寺二世を継いだ。
後醍醐天皇の治世の1321年。法密54歳である。
その頃武蔵の国では大旱魃が起っていた。そこで雨乞いの祈禱をする者として法密に白羽の矢が立ったのである。

当初自分の力量では無理だと辞退をしたのだが、天候が回復しないこと、また皆からの願いによって法密は雨乞いをすることになる。法密は7日間祈禱。するとあれほど照っていた強い日が翳り、雨が降ったのである。これに皆は喜んだ。

ここまでであれば各地に伝わる「雨乞いのための祭」と変わらない。雨を降らせる祭り、こと水に関しては農耕に大切なものだったので広い範囲に分布しているはずだ。

だがこの話はこれで終わらなかった。
その2年後の1323年のことである。今度は3月3日から数十日のあいだ、雨が降りやまなくなったのである。その結果田畑は流され他国へとのがれる人も出始めてしまった。

「この長雨は雨乞いの祈祷をした法密のせいである」
中にはそんなことを言う人も出始めた。しかし法密上人は郷民を集め神仏に水を止めるよう祈ることを告げる。

法密上人は3頭の龍像を彫りそれを「水止(しし)」と呼び、郷民にそれを冠らせ踊りを奉納した。
すると今まで降りやまなかった雨が途切れ、見渡すかぎりの青空が広がった。

ここから毎年感謝の舞として「水止舞」を奉納するならわしとなり、現在に至っている。

潜入!水止舞(遅刻)

奉納日時は7月14日の13時から15時だ。
私はそのとき、1時間近く町内を練り歩いて、その後寺内で舞うのだろうと考えていたのだが、その考えが命取りとなる。

この祭りの前半部「道行(みちゆき)」という雨乞いの儀式は30分ほどで終わってしまうのだ!それを知らずのんびりバスを待っていた私は前半部をほぼ見逃すことに……
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見れたのは最後の一人の方のゴールの瞬間。それだけでも見れて良かった。
ちなみにこの「道行」は、藁で編んだ龍神の中にほら貝を吹く人が一人ずつ入って横になった状態で水を掛けられながら道を行くものだ。床が濡れているのは水の跡である。

水を掛けられている間もほら貝を鳴らすことを止めてはいけない。
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先にゴールした方もほら貝を吹き続けている。しかしその顔には疲労の色が濃く出ている。
またこの「道行」は見ているこっちにも水が飛んでくる。見物客の中にレインコートを着ている人はおそらく何度も来ている方なのだろう。そしてもちろんビチャビチャに濡れている人も多くいた。

後に説明をきくと、この龍神に対する「水かけ」は励ましの雨を意味し、ほら貝は龍神が高らかに上げる雄叫びなのだそう。

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こちらが二人が入っていた龍神。しっかり顔が作られている。
 
この「道行」が終わると今度は境内に設置された舞台で「水止舞」が披露・奉納される。
赤い面の雌獅子と黒い面の若獅子・雄獅子の3匹の獅子が順に舞を披露していく。
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①雌獅子の舞②「出羽の舞」③「大若舞・水止舞」④「コホホーンの舞」⑤「雌獅子かくしの舞」
⑥仲良く3匹が踊る
という順序だ。受付の方にうかがったところ、やはり後継者の育成が大変だそうだ。
小さい頃から勧誘してなんとか後継者を育てていこうと試行錯誤中らしい。「祭りの後継者」という問題はどうやら各地で見られる一番重要な問題のようである。

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帰り際に受付でいただいたのがこちら。前年度の龍神に用いた藁だそうだ。

そしてなんとこちらでも「ささら」を使用していた。ささらと言えば「新潟・佐渡のつぶろさし」でも男性を誘惑するのに使われていた楽器である。全国的に使われているものなのだろうか?
それも今では作る人がいなくなったので自分たちで手直ししつつ大切に使っているというお話だった。

ここが気になる!この寺紋!

こちらの神社の寺紋の名称がとても気になります。
正式名を御存じの方がいたらご一報ください。二つ追い雨龍に三つ鱗とかだろうか?雨龍が周りを囲っている、円の代役を果しているのは珍しい気がするのである。雨と龍神にゆかりのある寺ならではの紋だろう。ただ上の藁の紋は三つ鱗のようなのだが、舞台の幕はなんとなく北条鱗のようにも見えるのが気になるところだ。
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6月30日には小出にて「しねり弁天たたき地蔵祭り」なるものに参加してきたのだが、一方その頃市内では「蒲原祭り」が開催されていた!

期間は30日~7月2日までだという。さらに1日の夜19時からは「御神餞」なるものも行われるようだ。せっかくなので潜入してみた。





目次

  1. 〇〇の数が日本一!?ここがすごいよ「蒲原祭り」
  2. 御神餞(おたくせん)開始!
  3. 祭りといったら屋台!今年の流行を探る!

〇〇の数が日本一!?ここがすごいよ「蒲原祭り」

村上市の村上大祭、柏崎市の柏崎えんま市とならぶ新潟三大高市の一つが「蒲原祭り」である。高市とは縁日のことであるが、縁日は社寺とのつながりから発生するものだ。

知っている人は少ないだろうが、実は新潟は神社の数が日本一なのである!
地味に広い県面積と佐渡ヶ島、そしてなんだかんだ明治期には賑わっていたこともあって神社の数が多いのだ。
そして豊かな自然を背景として様々な信仰が生まれたことも関係しているであろう。新潟にユニークな祭り(つぶろさししねり弁天参照)が多いのも頷けるのである。

さて今回の「蒲原祭り」。売りは何と言ってもその長さと出店の数だ。
横に約1km、枝道を入れれば2kmぐらいになろうかと思われる道の両側には出店がびっしりと出現する。その数およそ450店以上!

お好み焼きからタコ焼き焼きそば、射的、かたぬき、金魚すくいまで。何でもあるといっても過言ではないだろう。

しかしながら人が多い!私が行った1日は珍しく夜だけ晴れたこともあって(何故か毎年雨が降る)メチャ混みである。通勤ラッシュの電車の中をかき分けて進むような感覚である。初めて田舎から都会に出てスクランブル交差点を体験し、気づいたら自分が行きたい方向ではない場所に立っていた、あんな感覚だ。

自分の行きたい・買いたい店まで行くのも一苦労である。

御神餞(おたくせん)開始!

人の波をかき分けてなんとか境内に辿りつくと、まだ時間があるにも拘らずカメラ部隊がスタンバイしているではないか!なんとか見えそうな位置を探り探りしているうちに「御神餞」が開始!
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この「御神餞」は830年の伝統を持つ行事その年の稲作の豊凶を占う神事だ。
鎌倉時代、畠山六郎という武士が託宣を得て五穀の豊凶を占ったことが始まりだと言う。

ちなみにこの蒲原神社の主祭神は椎根津彦命である。また一時廃社寸前だったこの神社を再建したのは信長と結び、上杉景勝を裏切った「新発田重家」である。重家は自らも戦勝祈願を奉納し、社殿を建築、さらに種々の寄進などをしたことで蒲原神社は甦った。
ドラマやなんかでは義だのなんだのと美化されることが多く、戦も巧い!と宣伝されがちな兼続と景勝だが実は結構畜生で戦もさほど巧いというわけではなかったりする。重家が裏切るのも当然である。ちなみに上杉家はこの重家の反乱を鎮圧するのに7年かかっている。途中本能寺があるがそれにしても鎮圧に時間かかりすぎである。

さて肝心の「御神餞」なにやら祝詞?のようなものを読んでいるようだがまったく聞こえない。一応マイクがあるのだが、聞こえない原因はこれ
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そうだね!お化け屋敷だね!
お化け屋敷の宣伝文句「よってらっしゃいみてらっしゃい」と神主さんの「かしこみかしこみ」が被さって何がなんだかわからん!そこに「うぇへへへへ」というお化けの声と「キャー」という悲鳴が混ざり声のるつぼ状態である。

そして祝詞がすむと、何やら小さいもの、おそらく籤を懸命に振り始める神主さん。DSC_0251


籤の結果がこちら!「七分の作 水あり」
去年は「七、八分の作 風あり」だったよう。雨がふるけれどもそれなりという感じのようだ 。「難なし」ということもあるようだが、今年は水に注意が必要な模様。ちなみに上越の一部で雨による避難勧告が出たようである。

祭りといったら屋台!今年の流行を探る!

そして屋台と言ったらやはり食べものですよね!
屋台にもその年の流行があるようなのでやたら多い屋台と珍しいもの、新潟名物を探して買ってみることに。
①今年の流行「電球ソーダ」
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去年は「レモネード」だったか「レモンスカッシュ」を袋に入れて飲むようなタイでよく見る感じのものが流行っていた気がする。今年はしかし「電球ソーダ」一色
容器の底にとりつけてある電飾と上のライトが容器を照らし、暗闇の中で様々な色にピカピカ光る。確かに祭り映えする飲み物のようだ。
しかし祭りなので味は御察し。驚異的なのはその電飾の持続時間である。1の夜に買ったのだが、3日の夜になっても私の横で空しく光りつづけている。今後アボカド君の水耕栽培の鉢になる予定。

②新潟名物「ぽっぽ焼き」
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15本で500円。この「ぽっぽ」の由来は諸説あるようだが確定していないようである。
味は「黒糖蒸しパン」に近い気がするが、それよりももっとしっかりとしていてモチモチした食感だ。
飽きが来ない素朴な味で新潟県民にはお馴染みのもの。この通常バージョンにあんこや生クリームを添えたネオぽっぽ焼きのようなものも近頃売られているようだ。廃れるよりは進化していった方が良いだろう。ちなみに中央入口のぽっぽ焼き屋が毎年行列だが、もし並ぶのであればちょっとしたアトラクション並みの待ち時間が必要となる。

③こんなものまで売っている!「タイラーメン」
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トムヤムクンベースのスープにおそらくセンレックという米粉の麺を入れて鶏そぼろ、桜えび、もやし、海老団子?を入れたもの。ここにトッピングとして唐辛子・砂糖・ピーナッツが加わる。
まさかこんなものが縁日で食べられるとは!こちらも一杯500円。ほどよい酸味と辛味が特徴のトムヤムクンはいつ食べても美味い。この緑のものは葱とパクチーっぽい何かだと思われる。

④これは美味い!「焼き小龍包」
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縁日でなぜに小龍包を売ろうと思ったのか。とりあえず初めて見たので購入。
肝心な汁が出ない!と書こうと思ったがしっかりスープが出てきたので満足。味はポン酢と塩だれが選べたが取りあえずポン酢で頂いた。縁日で購入できる、という点がポイントである。冷凍っぽいなんて言っちゃダメだぞ!

そんなわけで無事「蒲原祭り」も満喫できた。毎年この期間だそうなので新潟に来る機会があれば寄って見てはいかがだろうか?

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新潟駅付近には様々な美味い店がある。
今回は祭りに過程で食べた店と駅弁を紹介!

目次

  1. ラーメン王国新潟屈指の人気店!「ちゃーしゅーや武蔵」
  2. 新潟限定!「鮭はらこ弁当」

ラーメン王国新潟屈指の人気店!「ちゃーしゅーや武蔵」

新潟がラーメン王国だ、と言うと「フッ」と鼻で笑われることが多いのですが本当です!本当なんです!
背脂ちゃっちゃ系は燕三条、秋葉原にも出店している「青島食堂」も新潟です。煮干し系はもちろんのことダブルや正当派醤油ラーメン、味噌、豚骨、なんでも食べられます。
数年前には「東京で賞を取ったラーメン店が新潟に殴り込み!」と大きな看板・宣伝で出店した店もありましたが、半年後には携帯ショップになっていました。

数多くのラーメン店がひしめき合っている新潟では、新規オープンの店がそのまま継続していくことは非常に難しい。東京や大阪などの大都市で流行っていたとしても新潟ではもうブームが去っている、ということがままある。そして新規オープンの店は既存店から顧客を引き離すために日々新メニューを開発しているのである。

そんな新潟で安定した人気を誇るのが「ちゃーしゅーや武蔵」だ。県内はもちろんのこと、北陸でも新規オープンしていうようだ。メニューは様々だが食べるべきは「からし味噌らーめん」もしくは「からし味噌ちゃーしゅうめん」の二択だろう。
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今回頼んだのはこちら「からし味噌ちゃーしゅうめん」だ。ちなみにここは笹口店なのだが、私はこの店がある通りを勝手に「ラーメンストリート」と呼んでいる。土地が狭く、固まって出店するしかない都会なら分かるが、ここは新潟である。しかしこのラーメンストリートには半径100m内に5店のラーメン店がある。昔からあるのはこの「武蔵」ともう一つのラーメン屋だけで、あとの3店はかなり早いスパンで違う店になったり、店をたたんだりと生き残りが難しい地区だ。

さてこの「からし味噌ちゃーしゅうめん」だが、煮干しと鶏がらのダブルスープで鶏脂を使用とのこと。ここに味噌とおそらくニンニクが加わり重厚な味を作り上げている。この濃い目のスープに太めの多加水麺が絡まり抜群に美味い。こってりはしているのだが、どこか白みそで作った味噌汁に似ているところがあり、ホッとした気持にさせてくれる。「迷ったら武蔵」に行く人が多いのも納得である。

トッピングだが、トロトロになるまで煮込んだ厚めのちゃーしゅーと、もやし、なると、そしてしなちくだけで、気を衒うようなものは一切ない。また青のりが良いアクセントとなってまた美味い。

そして「からし味噌」これにつきる。
これを溶かすとまた味が変化し、違ったスープを楽しめる。実はずっとこのラーメンを再現しようと通っているのだが、このからし味噌だけは不明なのだ。説明には10数種類のスパイスと味噌を混ぜ合わせた~とあるのだが分からない!しかしどっかで近い味のものを食べたことがあると思うのだが思い出せない。豆板醤+一味+ニンニクチューブが今のところ一番近いがどうなっているのか気になる。

ボリューム満点かつ、美味い、そして辛目やニンニクのきいたラーメンが食べたい方はぜひ一度食べてみて欲しい。

新潟限定!「鮭はらこ弁当」

お次はJR新潟駅構内の「駅弁屋」で販売されているこちら
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新潟って酒は分かるけど、鮭って有名なのか?と疑問に思った方もいるに違いない。
新潟の村上市といえば鮭、鮭と言えば村上なのである。未だ自宅で鮭を加工している人もいるぐらい鮭は人気なのである。そんな鮭と一緒にはらこも一緒に食べれるなんてなんてゼイタク!
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金糸卵と甘めに煮た椎茸、そしてイクラ、鮭。間違いなく美味い!
米はコシヒカリを使用というところも贅沢感を増している。

思っていた通り、この四種は相性が良い。甘めの椎茸とプチプチした食感が楽しいイクラの醤油漬け。そこにホロホロの鮭の身が合わさり抜群の美味しさだ。また卵の違った甘さも加わりいうことなし。

ちなみに横に見えているのは「山海漬」という新潟の郷土料理だ。
かずこのと刻んだ野菜を酒粕でつける美味いやつである。わさびのツンした辛さがアクセントとなりこちらも美味い。

新潟に来た際はぜひ食べてみてはいかがだろうか?
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お祭り紀行第二回
二回目は6月30日に開催された新潟・小出の「しねり弁天たたき地蔵祭り」を見学してきた。
生憎の雨ではあったが凄い熱気で祭りは大盛り上がり!その様子をお伝えします!




目次

  1. 電車に揺られていざ小出!
  2. 金精様渡御!
  3. 見た目に反してメチャ美味い!「アイス『御神棒』」

電車に揺られていざ小出!

JR新潟駅から信越本線で長岡。そして上越線に乗り換え電車に揺られ続けること約2時間!
ついに小出に到着!
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山と川に囲まれ緑豊かな地域だ。電車からは田園風景も見えこれぞ新潟!という感じがする。
しかし当日は生憎の雨!新潟も梅雨入りしたこともあり天気がしばらく悪そうだ。

小出駅で下車し、太鼓の音がする方へ歩くこと約10分。ようやく祭り会場へと到着だ。
今回見に来た祭りは「しねり弁天たたき地蔵」
道には露店や地酒の試飲、越後もち豚の焼き串など様々な店が出ている。

名前から想像できないこの祭りはどんなものなのかと言うと、「男性が女性をつねり、女性が男性を叩く」というものだ。会場付近にはこんな看板も↓
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弁天堂前には祭りの由来もありなぜこんな祭りが起ったのか?という疑問を解消してくれる。
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曰く、この祭りの発祥は上野・不忍池の弁天様の祭にあるという。そこでは正月の初巳のに女性の尻をつねるという風習があったそうだ。それを小出に持ち帰り広めたのではないかと言われている。
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こちらの弁天堂は280年ほど前のものらしく、昔から五穀豊穣・縁結び・子育て・不老長寿・商売繁盛の神様として信仰を集めているという。
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こちらは地蔵堂
元は火伏地蔵だと言う。それがなぜ「たたき地蔵」という風習ができたか?
それは過去日本各地で行われていた「嫁たたき」という風俗が関係している。
正月1月15日にはあずき粥を食べ、かゆ杖というものを作った。このかゆ杖で新しく家に入った嫁を叩くと男の子を授かる・安産になると言われ、全国的に行われていたそうだ。ようするに「子宝祈願」が「叩き地蔵」になったというのである。

しかしいま一度ここで祭りの名前を思い出して欲しい。
この祭りは「しねり弁天たたき地蔵」で「男性が女性をつねり女性が男性を叩く」のである。
上の説明と比較してどうだろうか?
そう。男性と女性が逆転しているのである。叩かれるのは女性であるはずなのに、現在では男性が叩かれることになっている。
それは何故か?その前にこちらを見て欲しい。
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顔にメイクをした青年会の人たちが音頭に合わせて踊っているのだ。
新潟には「新潟甚句」や「佐渡おけさ」といった踊りがあるが、この「しねり弁天たたき地蔵踊り」は振りこそ「新潟甚句」に近いのだが、腰を落とし足をクロスさせ「スーイッ、スーイッ」というように踊っている。この独特の踊りを見るだけに来ても面白いだろう。

さて話を戻そう。真ん中で音頭をとり、円形になって踊るというのは「盆踊り」だろう。
今ではテレビなどでも不思議な風習として取り上げられることも多くなったので聞いたことがある方も多いと思われるが、盆踊りの夜というのは性的乱行の場でもあった。菅笠などで顔を隠すように踊るのもこのため、つまり相手が誰だかお互い知らないように、知っても公言しないようにというためだろう。

この「顔にメイク」というのもおそらく起源はそこに違いない。
そしてこの祭りの五箇条に立ち返って考えてみると、
男性が女性をつねる=気に入った女性に自分の気持ちを伝える行為
女性が男性をたたく=その行為を了承するという合図

だったのではないだろうか?そして時代を下るにつれ踊りとこの奇妙な行為だけ残っていったのではないだろうか?

金精様渡御!

さて祭りはついにメインイベントである「金精様渡御」へと移る。
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どうだろうか!?この雨で濡れそぼり、黒光りする金精様の様子は!?威厳に満ち溢れているではないか!
しかもなんということだろう。今まで雨が降っていたのにやんだではないか!
さすが神様である。
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そしてこの金精様は若衆たちに引っぱられ町中を練り歩く。そして「たたけ!つねれ!」と掛け声で盛り上げるのだが、ここで私は周りを見渡して気づくのである。

夫婦やカップルばっかりやんけ!

そう。完全男一人で来ていた私は完全アウェー!高校生や中学生がキャッキャしているのを淋しげに眺めるばかりである。

さらに先ほどまで踊っていた人が見物客の女性と交渉。女性を金精様の上にのせたではないか!
しかも上下左右に激しく揺さぶっている!ちびっ子も乗って笑っている!なんということ!

そんなわけで、おそらく男性は駄目だが女性は飛び入りで金精様の上にのせてもらえます。豊穣や生産に結びつく性器信仰から始まった金精様に乗ることで子宝・安産・縁結びに御利益があります。こうみてみると現在では子孫繁栄・縁結びの祭となって続いているようだ。

ちなみに19時40分からは新婚カップルが金精様にのって地蔵堂から弁天堂へと向かい、「しめ縄」を金精様がくぐります。終電の関係でこちらは見れませんでした!残念。

見た目に反してメチャ美味い!「アイス『御神棒』」

こんな祭りなのでこんなものも当日限定で販売されていた。
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その名も「アイス・御神棒」
限定630本で一本350円である。カスタード味で中にはカスタードアイスが詰まっている。
何かに似ている気がするが気にせずかぶりつくと、これが美味い。
キワモノかと思いきやメチャクチャ美味いのである。硬めのパイ生地でザクザクとした食感と、カスタードアイスが混じり合い何とも言えぬハーモニーを生んでいる。
このまわりのパイ生地が厚めなため溶けづらいという利点もあり、近場ならばその場で食べなくても家に持ち帰れそうである。

こんな美味いものが祭りの日だけしか売ってないなんてことあるはずない!と思って調べたらありました。「魚沼コルネ」というそうです。こちらは普通の形をした通常のお菓子となっております。

こんなものを楽しめるのも祭りの醍醐味だなあと感じたのであった。
番外編・新潟近郊グルメへと続く

大人の探検 奇祭

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旅行といえば「ご当地グルメ」も魅力の一つ。せっかくだからその土地、その地域でしか食べられないものを食べてみたい!そんなわけで今日は番外編として中々行く機会が少ないであろう佐渡のご当地グルメをご紹介!
〈関連記事はこちら〉
・日本お祭り紀行その① 佐渡「つぶろさし」~Part1~
・日本お祭り紀行その① 佐渡「つぶろさし」~Part2~
・日本お祭り紀行その① 佐渡「大道芸人と二ツ岩大明神」編






目次

  1. 臓暴れ血湧き肉躍る!「ブリカツ丼」
  2. 魚のすり身で作る!「佐っとび餃子」
  3. 激レア!カーフェリーでの船内食!

臓暴れ血湧き肉躍る!「ブリカツ丼」

まずは「SADO METAL」でも紹介されていた「ブリカツ丼」を御紹介
こちらは佐渡汽船ターミナル三階「食事処よろこんで」さんにて注文。あのPVによれば食べると「臓暴れ血湧き肉躍る」そうだが果して……
注文したからさほど待たずに到着したのがこちら!
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話が少しそれるが、新潟に来たら食べた方がいいものとして個人的に「タレカツ・ラーメン・魚介類(寿司とか)」推すのだが、このブリカツはタレカツの系譜をひくものだ。
まず新潟のカツ丼の主流は「タレカツ」であり、タレカツは卵などでとじることをしない。揚げたてのカツをタレにくぐらせて御飯の上にのせるのだ。

その「タレ」なのだが、これは醤油をベースに砂糖・酒・出汁・みりんなどで作る甘めのタレなのだ。これがまた、カツには抜群にあう。はっきり言って一度食べたらこれ以外のカツ丼は食えなくなるぐらい美味い。最近では東京にも進出しているが、新潟のご当地グルメの一つだ。

さてそのタレが「ブリ」にあうかどうか?
というかブリのカツっていったいどうなんだ?という疑問が頭の中にあったのであるが、それは全くの杞憂だった。これがメチャクチャ美味い。胡椒で下味をつけたブリを、細かく砕いたパン粉で揚げ(細かいパン粉というのが重要)、名物のタレにくぐらせている。タレにくぐらせてはいるが、ベシャッとはしていないのがポイントだ。

また、あのブリの臭さはまったく感じない。血合いの臭さも無い。さらに高温で揚げているにもかかわらず、ブリの身はまったくパサついてはいない。

名物である甘めのタレと絡まり御飯がススム!そんな丼ぶりであった。

魚のすり身で作る!「佐っとび餃子」

そしてメニューの中でもう一つ気になったのがこの「佐っとび餃子」。魚のすり身で作るという説明だがはたしてどうだろう。
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テーブルに運ばれて来たのがこちら。見た目は普通の焼き餃子である。
しかし口に入れ、ひとたび噛むと中からジュワァとスープが溢れ出してきた。メニューの説明通り、断面を見ても肉は入っていないようだ。それなのにこの「肉汁」ならぬ「魚汁」はいったいなんだろう?この液体が非常に美味しい。魚の旨味と野菜の甘み(白菜だろうか?)が合わさった優しい甘味が口の中に広がっていく。注目すべきは「脂のさっぱり感」であろう。肉のように絡みつく脂も美味しいが、こちらは魚メインだけあって脂はさっぱりとしている。しつこくないのだ。

餃子のタレにもよくあう。野菜マシマシ餃子とはまた違う、珍しいサッパリとした餃子であった。

激レア!カーフェリーでの船内食!

またフェリー内で食べられる食事もなかなか豪華だ。
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こちらは「ずわいがにこぼし丼」
赤泊から直送のカニを使用し、その量なんと200g!
冷凍なんかにありがちな水っぽさも全くなし。分厚いカニの身と甘味を堪能できました!
佐渡に行く船の中でこんなものが食べられるとは思ってもみなかったです!

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こちらは船内の売店で購入できる「プリン」
もちろんどちらも新潟の名物「あんのう芋」と「笹団子」を用いている。

「あんのう芋プリン」はプリンにペースト状のあんのう芋が混ぜてあり、さらに中には2cm大のあんのう芋の焼き芋が入っている。この芋の特徴は強い甘味とねっとりとした食感だ。サツマイモの香りと味を楽しめる一品。

「笹団子プリン」はミルクベースのプリンの中になんと笹団子が一個まるごと入っている。
笹団子は新潟の代表的な土産物だろう。笹に包まれたヨモギ団子というもので、冷凍もでき食べるときにはレンジでチン!で簡単に食べられるものだ。そんな団子が丸ごと一つ入っていて、食べ進めるとヨモギの香りと餡子がまざり一気に和風の食べものに変貌する。

そんなわけで今回は佐渡のご当地グルメを紹介してみた。気になったらぜひ一度佐渡へ!どうやら生きてるうちに行ける天国らしい!
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今回の記事は佐渡「つぶろさし」編の関連記事となっております!
・日本お祭り紀行その① 佐渡「つぶろさし」~Part1~
・日本お祭り紀行その① 佐渡「つぶろさし」~Part2~


羽茂祭りでは神社行事の他にも、地区内イベントとして小学生みこしや幼児みこし、中学生のおけさ流しや総おどりが行われている。この日は学校も休みになるようで、相当な力の入れようだ。

そんな中、商工会前広場や陶芸センターの駐車場では大道芸が行われていた!全ての方を見ることは時間の都合で出来なかったのだが間近で見ると面白い。


目次

  1. 長い頭とアクロバットで観客を魅了!「いとをかし」
  2. 「大道芸」と「門付」
  3. 潜入!「二ツ岩大明神」

長い頭とアクロバットで観客を魅了!「いとをかし」

私が見たのは「おじゃるず」さんと「華千代」さんのユニットである「いとをかし」
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(写真はパフォーマンスの一場面。羽茂支所の前で出合った際にブログへの許可いただけました)

「おじゃるず」さんは一度見たら決して忘れないその長い頭が印象的な大道芸人だ。
今回の羽茂祭りにはおじゃるず1号さんとおじゃるずくろこさんが出演していた。
また、「わくわくばらえてぃーつあー」と銘打って佐渡各地を回り皆を楽しませている最中である。6月24日には佐渡・宿根木で公演予定らしいのでぜひ見学に行ってみてはいかがだろうか?
さらに海外でも積極的に公演を行っているようで、結構な数の国にいっているようだ。

「華千代」さんは宮城を中心にアクロバティックなパフォーマンスで観客を楽しませる大道芸人だ。
さらに驚きなのが、「古民家プロジェクト」と題し、佐渡で古民家を再生したり畑仕事をしているということ。私は見れなかったのだが、県内ニュースで佐渡で実際生活しながら……と放送されたのはおそらく華千代さんだろう。

何度目かの共演ということで、やはり息があっている様子。
しかも「観客参加型」なのでつらい部分もあったと思うが、間の持たせ方がやはり巧いなぁと感心しっぱなしである。特に華千代さんのイス上パフォーマンスの際に、椅子の固定に時間がかかりそうだとみるや、おじゃるず1号さんがおどり始めたのは個人的にとても感動。やはり場馴れしていらっしゃる!
そして気がついたら「いとをかし」の世界に入り込んでいた。

私が思うのはこの「観客参加型」が大道芸の究極点では? ということだ。
確かに個々のずば抜けた技術を見るのも楽しいのだが、地域の祭の場合は観客・地域の人が参加することにより一体感が増すというのが非常に重要なことに思える。そして芸の「おやくそく」に付き合ってくれる人を見極めることが難しいのではないだろうかと感じた。その点「子供の参加」というのは双方利があって良い事なのだろうと思う。

「大道芸」と「門付」

そして特に素晴らしかったのが門付芸の俵転がしと俵積み唄だ。
門付というのは大道芸の一種で門口に立ち芸を行い金銭などを受け取る芸能のことで、多くが予祝芸能となっている。この予祝芸能はあらかじめ祝うことでその実現を祈るものだ。季節の変わり目や年の改まった新年に多く見られた芸能である。

門付芸というと人形による門付や、館ぼめ、獅子舞なんかが思い浮かぶが、おそらくはそれぞれの地域にそれぞれの門付が伝承、あるいは毎年やってくる門付芸人なる人物がいて特色のあるものが伝わっていたのだろうが、どんどん廃れていき消滅の憂き目を見たのだと思われる。

しかし、この「いとをかし」さん達は実際に自分たちも俵の製作に携わっただけでなく、門付芸をやってみせてくれたのである。倉谷地区には大わらじの道祖伸やそれに纏わる民話も伝わっているのでそこを中心に過去には行われていたに違いない。しかもこの広場前だけでなく、この方たちは実際に家々を訪れて門付を行っているのである。私もこれを見てうるっときたぐらいなので年輩の方が泣いて喜んだというのは当然というか本当に有難かったのだろうと想像出来る。この佐渡に伝わるであろう門付を披露してくれたことがやはり素晴らしい。大道芸人の鑑だろう。年輩の方々はマレビト信仰なんかも相まって本当に神のように見えたのではないだろうか?

潜入!「二ツ岩大明神」

しかしここに来て私は佐渡の広さを知ることになる。
自分の頭の中では羽茂祭りを見たらせっかくだし「二ツ岩大明神」にお参りしていこう、と考えていたのだ。そこでここから相川までどうやって行ったら良いでしょう?と羽茂支所を訪れた。
そこで親切に説明してくれたのだが、どうやらバスではもう時間的に不可能。車でも1時間~半ぐらいはかかるのではないだろうか、とのことだった。無計画も楽しいがやはり計画は大事なのである。

そこでタクシーで相川まで行くことに決定。その時のタクシードライバーの方は本当に親切な方でプロとはこういう人を言うのだな、と一人感心してしまった。
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こちらが「二ツ岩大明神」だ。ぶっちゃけカーナビがあっても気がつかないような所を曲るので本当に地元のタクシードライバーの方に送っていただいて助かった。ここの神社は車一台通れるかどうかという細い道を車で10分ほどのぼったところにある。左右の道からは荒れ放題の草木が伸び、行く手をさえぎる。

こちらの神社に祀られているのはかの有名な「団三郎狸」である。
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狸ファンなら知らぬ人はいないこの団三郎狸は「芝右衛門狸」「太三郎狸」と並び「日本三名狸」に数えられている。また佐渡には狐がおらず、それは団三郎が狐を佐渡から追い払ったせいだとも伝わっている(そのせいか、佐渡には全国的にも珍しい狸憑きというものが存在していた)。さらにこの神社には「願いが成就したら鳥居を奉納する」という信仰があり(団三郎狸は狐が嫌いなんですよ、ええ)未だに奉納されていた。ただしというか、奉納される鳥居は赤くはない。普通の木の色である。

さらにタクシードライバーの方から衝撃の一言が。
「少し前までは奥のほうに祠もあったんですよ。だけど全部燃えてしまってねぇ。どうやら放火だったらしんだが……」

はあぁぁ?

慌てて上ってみると、たしかに綺麗にそこだけ燃えていた。木や何かが燃えたあとが確認できたのである。残念ながら私が訪れた2017年6月現在では再建されていない。それどころか全くそんなものがあったのかと忘れ去られた様子で、瓦礫も放置。奥の社務所?らしき建物は倒壊寸前。瓦は落ち、斜めに傾き額は外されていた。これは本当に悲しい。募金して再建できるものなら喜んで募金するのであるが募金は募っていないようだ。

「ほら、平成狸なんちゃらっていう映画にも出てたのにねぇ」
地元の人でもここは知らない人が多いんじゃなかな?とタクシーのドライバーさんはしんみりと呟いた。

が、団三郎狸は「平成狸合戦ぽんぽこ」には出ていないのである。
名前だけの登場で、その時にはもう猟師に打ち殺されてしまっている。食糧難ということから推測するとおそらく狸汁になってしまっている模様。

金長狸は有頂天家族にも出ているし、隠神刑部は水木しげるロードにいたりもするのになぜこうも「団三郎狸」は影が薄いのか!?

あとで知ったのだが、こちらの「二ツ岩大明神」、心霊スポットでもあるらしい。写真には何も写ってないですよね?


祭り番外編・佐渡グルメへ続く

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今回の記事は佐渡「つぶろさし」編のパート2となっております。ぜひパート1からご覧くださいませ!

そんなわけでパート2は残る二つの「つぶろさし」を御紹介しようと思う。それぞれ微妙に違っているのが見どころだ。

目次

  1. 二人の鬼が舞う! 鬼舞つぶろさし・草刈神社
  2. 天狗が登場! 妹背神楽つぶろさし・度津神社
  3. 町中を歩く! 大獅子舞と猿田彦神

二人の鬼が舞う! 鬼舞つぶろさし・草刈神社

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13時50分からは村山地区に伝わる「鬼舞つぶろさし」の登場だ。
こちらは文禄のころ村山の藤七という人物が京都へ赴き祇園祭で習得して来たという。こちらは「草刈神社」に奉納される。またこの草刈神社には「県指定有形民俗文化財」の「能舞台」がある。毎年15日の夜には薪能が行なわれている。

草刈神社は牛頭天王を祀っており、しだいに農耕神としての性質を帯びるようになった。
その神社の前では各地域が出し物を持って集まり様々な演目が披露されたらしい。
そのときに村山地区が行ったのがこの「鬼舞つぶろさし」だ。

当時は棚に桜の花の幕をはり、役行者の人形を飾りその前で踊ったという。
前段では役行者が鬼を従えて踊り、後段ではつぶろさしが笛と太鼓に合わせて踊っていたようだ。
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まずは赤鬼と青鬼が登場する。しかしながら役行者は登場しない。時代を経るにつれ前段・後段の区別がなくなり鬼とつぶろさしが残った結果役行者は消えてしまったのだろう。

しかしどういった過程を経て役行者が出し物に登場したのだろう。藤七氏が京都へ行った際に流行っていたのだろうか?それとも巡った寺社の中に役行者を祀ったものがあったのだろうか?

何はともあれこの鬼たちは役行者の忘れ形見の「前鬼・後鬼」に違いない。
というのもこの鬼たちの踊りは全く荒々しくないのだ。どこかコミカルに感じるぐらいである。稲の成長を踊りで表しているかのようで、鬼たちが豊作を祈り田畑を駆けめぐっている景色が今にも浮かびそうだ。荒々しさを感じないところに未だ役行者の香りをかぐことができそうだ。
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鬼たちが退場するといよいよつぶろさしの登場である。
しかしながらこちらには「ぜにだいこ」は登場しない。ササラスリとの一対一の純愛?である。

さらにこちらは太神楽つぶろさしのお面と比べると表情が分かりやすい。そしてこちらの方がおそらく太い。ふたつのつぶろさしに言えることはやはりササラスリの重要度だろうか。主役はもちろんつぶろさしなのだが、ササラスリの仕草を見ていると動きって大切だなと実感させられる。ササラの擦り方もそうだが、特に「いやんいやん」の動き?だ。肘を折りまげて細かく上下するあの動きなのだが共に高まっていっているのだなと感慨深く感じるものである。

またこちらは演舞の終了後首に巻かれた長いマフラーのようなもので「後始末」をしてすべてが終了となる。


天狗が登場! 妹背神楽つぶろさし・度津神社

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妹背神楽つぶろさしは最初に天狗が登場する。あちらを向いてしまっているが天狗である。
この「妹背神楽つぶろさし」は「渡津神社」への奉納だ。しかし他の二つよりも歴史が浅いらしく、こちらはまだ県指定の文化財には認定されていないそうだ。

この「妹背神楽つぶろさし」は「太神楽」と「鬼舞」を合わせたような感じである。
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「つぶろさし」と「ササラスリ」はもちろんのこと「ぜにだいこ」と「獅子」も登場する。
お面や衣裳も比較的新しく見え、ササラスリははっきり「おかめ」のお面となっている。さらにこちらは他の二つが徐々に徐々に高まっていくのに対し、いきなり乱射している。もう序盤から飛ばしまくりだ。太鼓と笛の合間合間に発射するのである。豊作を祈るものだから種は確かに重要ではあるが些か飛ばしすぎでは!?と心配になる次第である。

さらに途中で獅子が動きだし、途中「ぜにだいこ」はフェードアウト。ササラスリと二人になるところは「鬼舞」と同じである。

こちらを見てはっきり思ったのはやはり私は「ぜにだいこ」のあの動きがとても好きだということ。今年が格段に上手かっただけかもしれないが、「太神楽」で「ぜにだいこ」を演じた人はほんとキレッキレだった。

町中を歩く! 大獅子舞と猿田彦神

また、羽茂祭りの最中は地域内を大獅子舞と猿田彦神が歩き回る。
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こちらは大獅子舞。3~4メートルほどの胴体の獅子舞が横に揺れ縦に揺れながら歩き回る。
もちろん人にも噛み噛みしてくれるのだが、メインはおそらく門付。店や家を中心に回っていた。しかしながら全く発見できない!

大獅子舞は菅原神社・草刈神社ともに8時から行っているのだがまったく遭遇できないのである!警備員の人や実行委員の人に聞いてみるものの、一足遅く、既に去ってしまった後だった。いたるところで「カツンカツン」という音がしているのだが悲しい。結局商工会前広場で待っていたら大獅子舞はやってきた。その一場面である。

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こちらは天狗の原形ともなったと言われる「猿田彦神」だ。邇邇芸尊らを先導しようと迎えにきた国津神である。

こちらは商工会前で「つぶろさし」を見ていたところ、スタッフの人から「今から神様通るので道を開けて下さい!」との声で道が割れたところを馬に乗り過ぎ去る場面だ。御輿渡御の際に先導する猿田彦神は結構あるみたいだが、猿田彦神単独では結構珍しいのではないだろうか。

猿田彦神も草刈神社・菅原神社からほぼ同じ時刻に出立しているが、どちらの神社から出立した猿田彦神であるかは不明。ちなみに途中、ジープに乗った猿田彦神にも出会ったのだが、写真を撮る間もなく過ぎ去ってしまった。無念。

羽茂祭り大道芸人・二ツ岩大明神編へと続く

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日本各地の祭を回ってみようと思い、その第一回となったのが佐渡「つぶろさし」だ。

近くに住んでいながら佐渡のことはほとんど知らないのが実情である。すぐに思いつくのは「金山・トキ・たらい舟」ぐらいなものだ。そんなわけで今回は上の「羽茂(はもち)祭り」を見学に佐渡へと向かった。





目次

  1. 「SADO METAL」で学ぶ佐渡の魅力
  2. いざ佐渡ヶ島!
  3. 到着!羽茂祭り
  4. 艶っぽい身体のこなし!太神楽つぶろさし・菅原神社

「SADO METAL」で学ぶ佐渡の魅力

まず見てもらいたいのがこちらの動画。最近テレビでも取り上げられたようだ。

ちなみにメンバーは
ヴォーカルの「SADIST冠」
ドラム「竜王洞の松」
ベース「いごねりのSTAR」
ギター「おけさのJOE」
の四人組だ。このPVを見れば佐渡の魅力が大いに伝わるはずである。佐渡の有名どころはこの動画にほぼ詰め込まれていると言っても過言ではない。

それでは佐渡の予習を終えたところで佐渡へと向かうことにする。

いざ佐渡ヶ島!

佐渡へ行くには船で行く必要がある。「ジェットフォイル」「カーフェリー」の二種類があるが、よほど急いでないかぎり「カーフェリー」をお勧めする。カーフェリーには様々な施設があり、中でも「佐渡牛炙りバーガー」は一日10食限定でおそらくここでしか食べることができない。ジェットフォイルに比べて値段も安く、お手頃だ。

船は両津港に到着。約二時間半の船旅だ。揺れに弱い私もまったく酔わなかったので船酔いはよほどひどくなかぎり安心だろう。佐渡汽船の中には観光案内所もあり、とても親切に教えてくれるので初めての佐渡でも安心して観光できる。私はそこで1DAYバス乗車券を購入。単身羽茂へと向かった。
ここで注意したいのがバス時間だ。車で移動するほうが断然良いのだが、バスで移動する際は時刻をしっかりと把握することが重要だ。下手をすると帰れなくなってしまう。それほど本数が少ないのである。しかし佐渡では面白いことをやっている。バスの運転手に言えばどこでも自分の好きなところで降りられるのである(路線内であれば)これは本数が少ないことと乗車人数が少ないからできることであろう。面白い試みである。

さっそくバスで羽茂へと向かうが両津とは正反対である。そして佐渡は小さいように見えて意外と大きい。羽茂へはバスで乗り継ぎ一時間半ほどかかる。さらに道が驚くほど狭く、悪い。山と海に囲まれた佐渡は急なカーブも多く、運転中は殆んどまわりの景色を楽しむ余裕はないかと思われる。その点バスは外を眺めて景色を楽しめるのが一つの利点だろうか。ガタガタとケツを叩くバスに揺られながら見える景気は一面田圃である。見わたすかぎりの田園風景というのはなかなかお目にかかれない。

また昔ながらの古民家に混ざって新築の洋風の家、廃屋が混在としており、まるで自分が遠い異境の地へ来たかのような錯覚を覚える。

佐渡には寺社仏閣が非常に多いように感じられる。さらに辻や境目には道祖神やお地蔵様の祠が祀ってあるのも気になった。配流地だったことも関係しているだろうか。それに関係して真野御陵(順徳天皇御火葬塚)なども存在している。

到着!羽茂祭り

長い時間バスにゆられ羽茂地区へ到着。
臨時駐車場は満車、さらに地域の学校や店はほとんど休みになっていて、「羽茂祭り」へのち力の入れようが窺える。

神社の方では朝の6時から若衆鬼太鼓や大獅子舞が奉納されている。ちなみに今回見に来た「つぶろさし」であるが羽茂の中の地区でさらに別れて伝わっており、全部で三つある。時間が重なっていたりと全部見るのは難しそうだが、安心して欲しい。「羽茂商工会前広場」では様々な催し物が開催されているが、ここに入ればすべての「つぶろさし」を見ることができる。

また商工会前ではマジックショーや大道芸人によるショー(後のパートで紹介)も行われていてそちらも見逃せない。

艶っぽい身体のこなし!太神楽つぶろさし・菅原神社

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最初のつぶろさしは「菅原神社」に奉納される「太神楽つぶろさし」
名前の通り「菅原神社」学問の神である「菅原道真公」を祀っている。社宝として円面懸仏・扇面懸仏・全銅十一面観音座像があるそうだ。

「太神楽つぶろさし」は羽茂本郷につたわる伝統芸能だ。
羽茂地頭の本間氏が茶道修業のために京へと遣わした葛西三四郎というものが持ち帰り、城中の荒神社に「一粒万倍」を祈願し奉納したことが始まりなのだという。
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(↑つぶろさしを誘惑するササラスリの図)
まず登場するのは男根様の棒をもったつぶろさし。最初は棒を振り回しながら登場するがやがて定位置におさまる。このつぶろさしは物語になっているらしく登場人物にも背景がある。
・つぶろさし→精力絶倫の醜男
・ささらすり→美しい女性がササラという竹の棒をこすりあわせて音を出しつぶろさしを誘惑。ギロのような音を奏でる
・銭太鼓→不美人で顔を隠しているがグラマー。肉体美でつぶろさしを誘惑

説明では三角関係ということらしい。さらに後ろの獅子は天照大神を表現しているのではないかとのこと。
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そうこうしているうちに銭太鼓が登場。銭太鼓で身体の様々な部分を叩き、つぶろさしを誘惑。
笛太鼓の音にあわせて三人はしばらく踊りつづけフィニッシュを迎える。
御察しの通り、五穀豊穣・子孫繁栄を祈った神楽である。そしてこれは原則、家の長男しか参加できないという。そう聞くと今でも若衆組のようなものが機能しているのではないかと思えてくる。伝統芸能を構成に伝えるためのシステムが構築されているのは非常に良いことだが、やはり少子高齢化と人口減少への対策が必須となってくるだろう。

今回三つのつぶろさしを見たが個人的にはこの「太神楽」がいちばん良かった。初めてつぶろさしを見たという興奮もあるかと思うが、三人の身のこなし、嫉妬や興奮など表現がすばらしく見ていて泣きそうになったぐらいだ。特に銭太鼓の人のキレが素晴らしい。止めるところは止めることでメリハリが生れていて動きも見ていて面白い。
さらに各人の面は古く見え、ササラスリに関しては女性かどうか判別不能な面であった。男根様の棒もしっかり作られていて、先端には穴があり、根元には毛が生えている。
Part2へと続く→日本お祭り紀行その① 佐渡「つぶろさし」~Part2~
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今後行ってみようと思う各地の祭を今現在私が知っているものだけまとめてみた。

今後随時追加予定。奇祭でなくとも各地のお祭り・伝統行事もここに追加していきます。行ったものに関しては後々記事に起す予定。

なお今回は「奇祭・杉岡幸徳」「日本の奇祭・合田一道」「とんまつりJAPAN・みうらじゅん」各書を参考にさせてもらった。

月別 各地のお祭り・行事

  1. 1月
  2. 2月
  3. 3月
  4. 4月
  5. 5月
  6. 6月
  7. 7月
  8. 8月
  9. 9月
  10. 10月
  11. 11月
  12. 12月

1月

・尻振り祭り(福岡県 1月8日)
・ひげなで祭り(千葉県 1月第2日曜日)
・ヘトマト(長崎県 1月16日)
・むこ投げ・すみ塗り(新潟県 1月15日)

2月

・一夜官女祭り(大阪府 2月20日)
・おんだ祭り(奈良県 毎年2月の第一日曜日)
・国府宮はだか祭り(愛知県 旧暦1月13日)
・スミ付け祭り(岩手県 2月第1土曜日)

3月

・ジャランポン祭り(埼玉県 3月15日に近い日曜日)
・姫の宮 豊年祭り(愛知県 3月15日直前の日曜日)
・田縣祭り(愛知県 3月15日)
・裸押合い祭り(新潟県 3月3日)

4月

・うなごうじ祭り(愛知県 4月7・8日に近い土・日曜日)
・桶がわ祭り(通称こじき祭り 岐阜県 4月1日)
・かなまら祭り(神奈川県 4月第1日曜日) 
・強飯式(栃木県 4月2日)

5月

・鶴岡天神祭(山形市 5月25日)
・鍋冠祭り(滋賀県 5月3日)

6月

・あがた祭り(京都府 6月5日~6日未明)
・キリスト祭り(青森県 6月第一日曜日)
・しねり弁天たたき地蔵(新潟県 6月30日)
・つぶろさし(新潟県 6月15日)

7月

・牛乗り・くも舞(秋田県 7月7日)
・お札まき(神奈川県 7月14日)
・蛙飛行事(奈良県 7月7日)
・水止舞い(東京都 7月14日)
・撞舞(茨城県 7月下旬)

8月

・護法祭(岡山県 8月14日~15日未明)
・ヨッカブイ(鹿児島県 8月22日)

9月

・芋くらべ祭り(滋賀県 9月1日)
・お熊甲祭り(石川県 9月20日)
・神ころばしと七五膳(静岡県 9月上旬 ※三年に一度の開催
・パーントゥ(沖縄県 旧暦9月か10月頃)

10月

・猿追い祭り(群馬県 旧暦9月中の申の日)
・抜き穂祭(愛媛県 10月中旬)
・笑い祭り(和歌山県 体育の日直前の日曜日)

11月

・強卵式(栃木県 11月23日)
・子供強飯式(栃木県 11月25日)

12月

・悪口祭り(栃木県 12月31日~1月1日)
・悪態祭り(茨城県 旧暦11月14日)
・あらい祭り(千葉県 12月14日)
・ひょうたん祭り(大分県 12月第1日曜日)

※尚日時・開催日は突如変更のおそれもあるので実際に行く場合は観光課にお問い合わせください。
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